2009 International CES 海外展示会レポート

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2009 International CES (インターナショナル・シーイーエス)
2009/1/8 - 11 Las Vegas Convention Center (ラスベガス・コンベンションセンター他)

2009年1月8日から11日まで、ラスベガス・コンベンションセンターを中心に複数の会場をつなぎ、インターナショナルCESが開催された。主催は、コンシューマー・エレクトロニクス・アソシエーション。世界最大のコンシューマー・テクノロジーのトレードショウである。主催者資料によると、アメリカの平均家庭は24のコンシューマー・エレクトロニクス商品を持ち、アメリカでのコンシューマー・エレクトロニクス産業の売り上げは、2008年で173ビリオンドルある。

2009年は、2700社以上が世界中から集まり、そのうち新規出展企業が約300。約20000点の新しい製品が集まった。この景気の波を受けて、今年のの来場者は例年に比較して減少したが、主催者発表で約110,000人以上。今回のプロモーションはFlickr(http://www.flickr.com/),Twitter(http://twitter.com/), YouTube(http://www.youtube.com/), Facebook(http://www.facebook.com/),CESの公式ブログ(http://blog.ce.org/)で行われていた。会場通路にはインターネット端末がずらりと並び、展示会場内にはラジオスタジオが複数設置され、アメリカの人気クイズ番組JEOPARDY(http://www.jeopardy.com/)の公開録画が行われるなど、デジタルメディアを総動員しての年に一度のお祭りという感だ。

オーディオ・ビデオをテーマにした、コンベンションセンターのセントラルホールには、世界的な大企業の大きなブースが並ぶ。ブースのデザインの洗練されていること、他の展示会ではあまり見かけない美人コンパニオンが多数いることなど、企業としても他の展示会に比較してお金のかけ方が違うことがわかる。ブースで目立ったのが、韓国系企業の躍進。サムソン、LGなどが会場中央部に大型のフラットパネルディスプレイを多数展示する大きなブースを設置していた。一見、日本企業が押され気味に見えたが、内容を見てみると日本企業は着実に「次」を模索しているようだ。

会場を横断するように設置されたPanasonic(http://www.panasonic.com/)の長いブースには、環境への取り組みを説明するコーナーを設け、具体的に数値を上げて、環境への企業貢献をアピールしていた。今後、企業としてもこのような活動と広く広報することは重要度を増しているようだ。同様に、SONY(http://www.sony.com)も環境への取り組みコーナーを設け、社会貢献をPR。大きな企業のブースは他にはあったが、環境への取り組みについて、大きなコーナーを設けて説明していたのは、見つけた限りでは、SONYとPanasonicの2社だけだった。

部品メーカーが多く集まったSands Expo会場には、日本から大阪JETROが大阪の2社を引き連れて出展。サンフランシスコのインキュベーションセンターを紹介していた東京のJETROと、JETROが2カ所ブースを持っていた。

大阪から出展していた加美電子工業(http://www.kami-electronics.com/)は、トランスフォーマーやアダプターなど電気製品の部品の中堅メーカー。中国などにも製造拠点を持つ。話を伺ったところ、これまで最終製品と一緒に製品はアメリカ市場へ流れていたが、アメリカの展示会への出展は今回初めてとのこと。ブースが会場の端にあるなど心配な要素はあったものの手応えは十分で、日本製品への評価は高いという。展示されている部品類を見て「ビューティフル!」と叫ぶエンジニアがいたというから驚きだ。この加美電子工業はその後出展した日本の展示会で、アメリカの本社から連絡を受けた日本人エンジニアの訪問を受けたという。アメリカ進出の成功事例だろう。

2010 International CESは、同じくラスベガスで2010年1月7日〜10日に開催される。http://cesweb.org/

ラスベガス・コンベンションセンター サンズ・コンベンションセンター
ラスベガス・コンベンションセンターを中心に、複数の会場をシャトルバスでつなぎ、開催された。
シャープ カシオ
シャープ 日立
フラットパネルディスプレイの展示では韓国系企業の勢いがあったが、日本企業は着実に次世代の技術を開発しているようだ。写真下は、ToshibaとHitachi の ジェスチャーによるリモートコントロールシステム。
ソニー パナソニック
Sonyと Panasonicは、コーナーを設けて環境への取り組みをアピール。

(by Tomoko Moriyama)

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