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Pool & Spa Expo, Patio Expo (プール、スパ、パティオ エキスポ)
The Mandalay Bay Convention Center (ラスベガス マンダレイベイ・コンベンションセンター)
2008年11月18日~20日。

アメリカ展示会The Int'l Pool & Spa Expo, Backyard Living Expo and AQUA Showが今年から名称を変更して、Int'l Pool | Spa | Patio Expoとして開催された。この業界では最大級のトレードショウである。スポンサーの中には、APSP [Association of Pool & Spa Professionals]と Pool & Spa Newsの名前があることから、このエキスポの業界でのポジションがわかる。
出展企業数680社、セミナーとワークショップが83。

プール、スパ、パティオのトレードショウとあって、会場には大きなジャグジーバスが多数並んでいる。水を張ってジェットバスの実演しているところも多い。出展商品は、ジャクジーバスおよびプールとその周辺商品(モーター、ヒーター、浄水装置、メンテナンス、安全用品、室内・屋外装飾、バーベキュー用品など)。

以前は、ジャグジーバスに水着の女性が入ってデモンストレーションを行ったりと、かなり派手な演出をしていたこともあったそうだが、今回は景気を反映してか、地味な実務的説明を行っている企業ばかりだった。ジャクジーバスだけで4畳半ぐらいありそうな商品だが、これらもプールも、個人住宅に設置するものが主流だ。このあたり、日本とはかなり住宅事情が異なるため、さすがに日本企業の出展は無いのでは、と考えていた。ところが、会場で日本企業3社を見つけることができた。

1社がSONY Marineブランドで海で使用するラジオとオーディオ商品を展開するSonyと、家庭用プールを輸出しているAsahi Chemical Industry Co., LTD。もう1社が防水LEDライトのAtex America (Advanced Technology Expert America Inc.)だ。SONY Marineは、以前からこの展示会には出展しているそうで、すっかりアメリカにとけ込んでいる感のある。

Atex Americaは今年に米国法人を設立して、初めての参加。日本からデモンストレーション用の展示物を持ち込んでの参加だった。ブースの場所は会場の端っこ。決して良い場所とは言えないが、会場全体がさほど大きくなく、前ブースを回るのに時間がかからないのと、色とりどりの明るLEDライトは人目を引き、他の出展企業からも問い合わせが多く入っていた。

大きなプール ジャグジー
会場には、大きなプールやジャグジーバスが並ぶ
会場内 噴水
出展商品は、プール&スパ&パティオ用品とその周辺商品およびサービス。ご自宅に噴水はいかが?
sony エイテックス
日本のブランドは3社が出展。ソニーとLEDライトのエイテックス

今回のキーノートスピーチは、元UCLAとNBAのバスケットボール選手でもあり、テレビのスポーツキャスターでもある、ビル・ウオルトン氏による「Nothing but Net」。彼の仕事はどちらもチームワークが大切だが、満員の聴衆を前に、早口で自分の体験を話していた。業界も1社だけでなく、チームワークを組んで・・・というのが主催者からのメッセージらしい。

キーノートアドレス ビル・ウォルトン
キーノートアドレスの会場は満員。元UCLAとNBAのバスケットボール選手ビル・ウォルトン氏。
講習会
ワークショップ

アメリカの展示会に参加していつも印象的なのが、業界全体を活性化して持ち上げようとするセミナーおよびワークショップの多さだ。今回も83のセミナーとワークショップが開催された。セミナーには対象とするビジネス分野と難易度のレベルが明記され、内容は非常に実務的。その中の一つ「Blue Water, Green Equipment」を聴講してきた。参加者もプール施工の実務に携わっている人々だ。内容は、配管時のパイプの種類の選び方、規模に応じたポンプやフィルター、ヒーターの選び方と各種類の利点と欠点をグラフを用いて具体的に説明していく。最後は、エコフレンドリーなヒートポンプの説明で終了したが、こういった分野、日本が非常に強い商品ではないだろうか。ワークショップ会場では、プール用タイルの施工について、講習会が開かれていた。

前日の会場
前日の会場

今回は、展示会の開催前日の会場に入ることができた。前日までは工事用リフトや梱包されたままの展示品が所狭しと並んでいるが、当日になると通路にはきれいに絨毯がひかれ、その変わりようと早さは、目を見張るものがある。

アメリカの展示会に出展して多くの人がとまどうのが、ユニオンの存在だろう。展示物の搬入方法まで、運営会社から細かく指示される。倉庫から自分たちのブースへも勝手に荷物を移動してはいけない。自社のブースであっても、はしごに自分たちが登って工事をすることも許されない。これらはすべて、ユニオンにお金を払って依頼すべき仕事なのだ。事情がわからない人にとっては、手続きが遅れたり、漏れたり、過剰に依頼したりと、なかなか難しいところかもしれない。

(by Tomoko Moriyama)

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